第7章 /全11章

起こらない確率

起こる場合と、起こらない場合。

合わせると、全部。

起こらない確率

さいころで6の目が出る場合は1通り、出ない場合は5通り。合わせると全部の6通り。

16+56=1

発見(A が起こる確率)+(A が起こらない確率)= 1。だから(A が起こらない確率)= 1 −(A が起こる確率)。

予想さいころを1回投げて、6の目が出ない確率は?

「少なくとも」は、起こらない方から

大小2つのさいころで、少なくとも一方が1の目になる確率。1の目がある場合を全部数えてもいいけれど、「どちらも1でない」場合の方が数えやすい。

少なくとも一方が1の目大小2つのさいころで、少なくとも一方が1の目になるのは、1の行と1の列のマスで11通り。どちらも1でないのは、残りの5×5=25通り。小大1234561234561,11,21,31,41,51,62,12,22,32,42,52,63,13,23,33,43,53,64,14,24,34,44,54,65,15,25,35,45,55,66,16,26,36,46,56,6
  1. 36マス。マスには(大,小)の目の組が入る。
  2. どちらも1でないマスは、2〜6 の行と 2〜6 の列が交わる 5×5=25 マス。

予想少なくとも一方が1の目になるのは何通り?

どちらも1でないのは 5×5=25 通り。だから、少なくとも一方が1の目になる確率は

1−2536=1136

「少なくとも1つ」「1回以上」と聞かれたら、「1つもない」「1回もない」場合を数えて、1からひくと早いことが多いよ。

どう考えた?

硬貨を4回投げて、表が少なくとも1回出る確率を、どう求める? 手順を書こう。

説明の例を見る

表が1回も出ない(4回とも裏)のは、全部で2×2×2×2=16通りのうち1通り。だから表が少なくとも1回出る確率は、1−1/16=15/16。

数学ではどう考える?

起こりうる場合全体が n 通りで、A の起こる場合が a 通りなら、A の起こらない場合は n−a 通り。どちらも同様に確からしい場合の数なので、a÷n+(n−a)÷n=1(n≠0)。高校では、「A が起こらない」ことがらを A の余事象とよぶ。

この章で、できるようになったこと

  • 起こらない確率を 1−p で求められ、その理由を説明できる
  • 「少なくとも1回」の確率を、1回も起こらない場合から求められる