保護者・先生の方へ

ATAWI確率は、中学校第1学年・第2学年の「不確定な事象の起こりやすさ」(確率)を、公式の当てはめではなく、確率とは何を表す数なのかという意味の理解から、計算・判断まで つなげることを目指したサイトです。ここでは、設計の考え方、数学的な根拠、使っている見方(モデル)の限界を説明します。

設計の考え方

問題集(213問)について

使っている見方と、その限界

見方 使う場面 限界(サイト内でも明示しています)
乱数による試行の図 相対度数が近づく様子(第1・2・9章) 本物の実験ではなく、種を固定した乱数です。回数を増やしても、ぴったりその値になるわけではありません。
樹形図・表 場合の数を数える(第4〜8章) 数えた場合が同様に確からしいときだけ、確率の分母・分子にできます。
確率の物差し 確率が0〜1の数であること(第3章) 位置は確率の大きさを表すだけで、何回に1回必ず起こるという意味ではありません。
人数で数える(自然頻度) 条件つきの確率(第11章、社会の確率) 検査の数値は考え方を示すための例です。

数学的な根拠

子ども向けの画面は直感的な説明にし、各章の「数学ではどう考える?」で根拠を示しています。

よくある誤解と、サイトでの扱い

誤解 扱い
確率 1/6 なら、6回で必ず1回起こる 第1章:6回ずつ30セットの図。1回も出ないセットが3セットに1セットほどある。
続けて出なかったから、次は出やすい(ギャンブラーの誤り) 第1章、問題 P038 など。さいころは前の結果をおぼえていない。
硬貨2枚の出方は3通り、それぞれ 1/3 第4章で問い、第9章で1000回の実験と樹形図で確かめる。
2つのさいころの和は11通り、それぞれ 1/11 第6章:36マスの表。
確率 90%で起こらなかったら、確率がまちがい 第3章・第10章:1回の結果では確かめられない。
くじは先に引くほうが有利 第8章:樹形図で数える。
実験の確率と数えた確率は別もの 第9章:同じ値を指すことを確かめる。
「陽性の人のうち病気の割合」と「病気の人のうち陽性の割合」の取りちがえ 第11章・社会の確率:人数で数える。

学習の記録

「学習の記録」では、章の中の予想・理解確認・問題集のすべての問いのうち、何%に取り組んだかを表示します。点数・順位は出しません。記録はその端末の中にだけ保存されます。

授業・家庭での使い方

学習指導要領との対応

学習指導要領(平成29年告示)の各事項との対応は、学習指導要領との対応にまとめています。第11章と、問題集の「高校へ」「社会の確率」は発展の内容です。

参考にした研究