問題 G03

100回引いても1回も当たらない

一般社会の確率★★★

問題

1回に当たる確率が 1100 のくじを、100回引く。1回ごとに、前の結果は次に影響しないとする。
100回引いて1回も当たらない確率を、小数第2位まで求めよう(小数第3位を四捨五入)。

小数第2位までの小数で書いてね。

ヒント

  1. 1回はずれる確率は 1−1100。
  2. くじは前の結果をおぼえていない。100回続けてはずれる確率は、1回はずれる確率を何回かける?

解き方

  1. 1回ごとに考える

    1回はずれる確率は 1−1100=99100。くじは前の結果をおぼえていないので、何回目でも同じ。

  2. 続けてはずれる

    2回続けてはずれる確率は 99100×99100=980110000。100回続けてはずれるのは、99100 を100回かけた数で、約0.366になる。

  3. 答え

    小数第3位を四捨五入して約0.37。100回引いても1回も当たらない確率は約0.37。「100回引く」ことをたくさんくり返すと、そのうち約37%では1回も当たらない、と考えられる。

  4. 「100回で必ず当たる」は誤り

    確率 1100 は「100回に必ず1回」という約束ではない(第1章と同じ)。少なくとも1回当たる確率は 1−0.37=0.63 程度。

  5. お金を使うガチャでは

    この問題のように毎回の確率が同じくじでは、何回はずれても次の1回の確率は変わらない。実際のガチャなどは仕組みがちがうこともあるので、表示されている確率と仕組みを確かめよう。お金を使うガチャ(有料のくじ)で、当たるまで引けば取り返せる、と考えてお金をつぎこまないようにしよう。

答え0.37

よくあるまちがい(3つ)
  • 0100回引けば必ず1回は当たる、と考えたかな? 確率 1100 は「100回に1回」の約束ではないよ。1回も当たらないことも十分起こりうる。
  • 0.63少なくとも1回当たる確率を答えにしたかな? 聞かれているのは、1回も当たらない方だよ。
  • 0.991回はずれる確率 99100 を答えたかな? 100回続けてはずれるには、これを100回かけるよ。

今日つかった考え方毎回の確率が小さいくり返しでは、「1回も起こらない」確率を、1回ごとの確率をかけて求める。

この考え方をくわしく:第11章 この先の確率